目次の探検 下
海馬を求めて潜水を、を読み始めて数日。
今、目次を読んでいる。
第1章〜第3章までかけては、この本の掴みなのではないか?と推論をしているけど、では第4章からはどうなのだろう。
早速、読んでいきたい。
第4章は、「カッコウのひな -虚偽記憶はいつ(正常な)記憶の中に忍び込むか-」だ。
4章に入り、起承転結の承のセクションに入ってきた感じをヒシヒシと感じる。
虚偽記憶はいつ記憶の中に忍び込むか、という議題は興味深い。そういう事は日常生活で良くある。
例えば、仕事なんかでも議事録を残していないと、いった言わないので揉めてしまう事がある。何がすごいって、満場一致で勘違いしてるなんて事も、現実には起こりうる。
虚偽記憶、というのがどんなものを指すのか、内容を読まないと分からないが、そのメカニズムを紐解くきっかけになりそうだ。
楽しみ。
続いて、第5章「大掛かりなタクシー実験とかなり奇妙なチェス対決 -記憶力をよくする方法」。
本の内容も佳境に入っていくからか、いよいよ実験とか学者らしい単語が出てきた。
ここから、第6章、第7章と前半よりも具体的で且つ、1番興味をそそるタイトルが現れる。矢継ぎ早に記憶について誰もが知りたそうな事柄が並んでいる。
忘却、タイムマシン。
目次だけでもテンションが上がっていく。
エピローグにあたる章立ての記入はされていない最後の章のタイトルがまた良い。
「よい思い出のための処方箋」
なかなかにお堅い言葉で始まった記憶の探究は、最後「思い出」という優しい言葉で締めくくられている。
すごく面白い。
今、ものすごい読了感を感じている。
しかしだ、僕はまだ本編を読んでいない。
やっと本編を読める。
これからだ。
Akihiro Yamaguchi
leben編集長
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